正月休みの間、ランチネタも切れてきましたのでお出かけネタからご紹介。
昨秋に行ってきた九州の旅で寄った一軒。
福岡博多は中洲の路地にひっそりと佇む店で、見つけるまでが大変。
店に電話したり、交番で聞いたりとして、やっとたどり着いたのがこちらの店です。
店の名前は「味の店 一富(かずとみ)」
どこにでもありそうな小ぢんまりとした料理屋。
わざわざ福岡に来て、なぜここを選んだのか!?
この店を一躍有名にしたのがこちらです。
2014年8月9日放送、テレビ東京の「孤独のグルメ」博多出張スペシャルで紹介されたのがこの店。
放送後は番組を見た人が多く押し寄せ、なかなか入れない状態だったとか。
3か月経ってだいぶ落ち着いたころで、予約もすんなりと取れました。
まず一杯目には「白霧島」こと、霧島。
松本では「黒霧島」や「赤霧島」は良く見るけど、この霧島は見たことが無かった。
最近「金霧島」まで飲んだのに、ベースになる霧島は初めてでした。
これをロックで一杯やりながらつまんだものは。
鯖ごま
ゴマサバではありません。(ゴマサバは魚の種類名)
鯖の刺身にすりごまを和えて、わさび醤油で頂きます。
ゴマの香りをまとったプリップリのサバ。甘めの醤油に合って絶品です。
おきゅうと
福岡独特の一品で、「エゴグサ」と言う海藻を固めたもので、これは長野県も北信~中信で食べられている「エゴ」と同じもの。
福岡と信州は何かとつながっていて、実は安曇野の名前の由来となる安曇族は福岡の志賀島一帯から全国に移住した者の一部とか。
海の民が山に住み着いて、名残として穂高神社にはお船祭りがあるとやら、なんか話が大きくなってきましたが、同じ一つの日本として、繋がりを感じる一品でした。
鯵納豆
鯵のタタキの納豆和えですが、風味が絶妙。
ドカッと乗ったネギも一緒にしっかり混ぜて、頂きました。
白飯が欲しくなる一品も、まだまだ我慢。
若鶏スープ炊き
ここまでの流れはおきゅうとを除き、「孤独のグルメ」で紹介されたもの。
「変わり茶碗蒸し」は頂きませんでしたが、この流れで行くと、この「若鶏のスープ炊き」にたどり着きます。
博多名物の「水炊き」の、旨みを濃くしたものという感じの鍋。ポン酢で一通り頂きました。
その後は、これまた名物のこちら。
一旦鍋を女将さんに預け、しばらくすると黄金色の雑炊に変身してきました。
これがまた美味い!!〆に鶏の味がしみ込んだ炭水化物が胃にすっと消えていきます。
孤独のグルメの五郎さんこと松重豊さんが味わった博多の味を、しっかり堪能しました。
ここはメニューには金額の記載がありませんが、ここまでの内容で飲みも物入れて一人6,000円くらい。
(5名でこのほかに2-3品、霧島のボトルのほかビールも何杯か)だいたい想定していた金額の範囲内でした。
また次に博多に来ることがあったら、おそらく再訪します。
味の店 一富(かずとみ)
住所 : 福岡市博多区中洲4-2-24
電話 : 092-281-5120
定休 : 日曜祝日
時間 : 18:00~25:00
食べログ : 一富 (割烹・小料理 / 中洲川端駅)夜総合点★★★★☆ 4.3
番組サイト : テレビ東京「孤独のグルメ Season4 真夏の博多出張スペシャル」
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